地域のたから育成委員会

事業計画

2014年度 地域のたから育成委員会 委員長 中村雅和

 激動の時代の中で経済発展を遂げた我が国の食生活は、飽食とも言われるほど豊かになってきている一方、日本の食糧自給率は約4割となっている現状です。その原因は食生活の洋食化が急激に進み、海外からの安価な輸入品に依存しているからです。しかし、近い将来、人口の増加による食糧不足により、食糧の争奪戦が起こり、食料資源が著しく不足し、社会的な混乱を招く食糧危機に陥ることが危惧されます。日本が自然の恵みを無駄なく享受し、子供から大人まで食に対する意識が浸透した社会を目指す事が必要です。そこで地域から食糧をかけがえのないものと気づけるような地域市民意識変革が必要です。そこで地域のたから育成委員会といたしましては、市民に対して現在のわが国の食糧事情を発信することにより、現状を把握し危機感を共有する、さらには市民に行動を促す事業を展開いたします。

 また、今日の子供達を取り巻く環境をみると、大人の背中を見せることができない社会環境となっております。モンスターペアレントや幼児虐待等の問題が起こらないまちを創るためには、まず親自らが成長し、子供達がその「大人の背中」を見て学べる家庭単位の「調和」が必要であり、さらに、常に相手を思いやる心を持ち、感謝する気持ちを育める、地域単位の「共生」も必要であると考えます。そこで、担当事業である「わんぱく相撲」を通してメンバーが地域社会に「大人の背中」すなわち道徳心、克己心に満ちた背中を見せることから始めます。その背中を見た子供達は、相手を思いやり、礼に始まり礼に終わる「和」の精神を育み、そして見守っている周りの大人や地域社会への感謝の心の育成につながります。これにより家庭単位の「調和」と地域単位の「共生」に繋がっていきます。

 地域のたから育成委員会は子供達が健やかに心豊かに生き生きと成長することができるよう、委員会メンバー一丸となって事業を誠心誠意行ってまいります。未熟ではございますが、ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。

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