基本方針・新井文人副理事長

2014年度 副理事長 新井文人

 

 我が国は、豊かさを追求し戦後の驚異的な経済発展を遂げ、経済的には豊かな生活を享受しております。しかし、食糧需給の観点から見ると、現在の川崎市の食糧自給率はカロリーベースでわずか1パーセントにも満たず、我が国全体を見ても39パーセントであり、海外からの輸入により辛うじて賄い得ている状況です。このままでは今後も世界人口が増え続ければ近い将来、食糧の争奪戦が危惧され、従来のように海外からの輸入に頼ることはできません。この問題に子供のうちから、我が国の食料自給率、地産地消の重要性、食品廃棄の削減等を我々が積極的に発信し、我々の未来を担う子供達が食糧問題について自ら考えることのできるような環境を整えなければなりません。これにより限りある自然の恵みを無駄なく循環することができる自然との『共生と調和』のとれた社会づくりを目指してまいります。

 また、近年大人の子供に対する悲惨な事件が多く発生しています。このような状況では、次代を担う子供達に責任ある大人の背中を見せることができず、青少年を育成することは困難です。「子供は大人の背中を見て育つ」という言葉のとおり、次代を担う子供達を育むうえで良くも悪くも深く影響を及ぼすのは私達大人であり、大人としての責任と自覚を持って、自ら学び、自ら実践するすなわち「背中で語る教育」を広く推進していく事が必要です。そこで家庭・学校・地域社会が連携し我々大人達が率先して、子供達に「おもいやりの心」「何事にも挑戦し続ける強い心」「道徳心」といった古来より受け継いできた和の精神を学び、それを言葉や行動で示し、子供達に伝えていかなければなりません。そこで、継続事業である「わんぱく相撲」を当委員会が執り行います。我が国の伝統文化である相撲を通じ我々大人達がまず和の精神を学び、それを子供達に伝えることにより、子供達は和の精神を学ぶことができます。これにより和の精神の溢れる市民が育ち、『共生と調和』のとれた社会づくりが実現できるのです。

 最後になりますが、委員会メンバーと共に食糧問題と青少年育成を通じ、『共生と調和』とれた明るい豊かなまちづくりに向けて邁進してまいります。皆様のご指導ご鞭撻を宜しくお願いいたします。

 

 

【担当事業】

1.担当例会

1.わんぱく相撲

1.青少年育成事業

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