現在の川崎は、交通利便性を背景に、交通結節点である各区主要駅を中心に人口が流入し、発展を続けています。しかしながら、その発展とは裏腹に、地域コミュニティやまちへの関心の希薄化、地域に対する愛着は失われつつあるのも事実です。
我々、地域醸成委員会では、そのような直面する課題を捉えた上で、将来を担う子供たちを始め、様々な世代の市民が川崎に対する関心を高め、地域への愛着を取り戻す例会及びまちづくり事業を構築していきます。
まず、前年度より継続事業として行う頂キッズストリートダンス大会では、掲げられたチルドレンファーストの理念を踏襲しながら、スポーツ性を高め、競技要素も織り交ぜることで、より競技者の上達心を喚起し、大会レベルの向上を図ります。そして、市内外からも注目を浴びるような子供たちにとって“憧れの夢のステージ”となる設営を行います。さらに、プロセスにおいても競技者である子供たちの成長を第一に考え、仲間とともに味わう喜びや悔しさといった大会を通じて抱く気持ちを大事にし、その歓喜や挫折の経験が今後の糧となるよう取り組みを図ります。
また、まちづくり事業においては、一般社団法人川崎青年会議所(以下川崎JC)がこれまで培ってきた川崎市を始めとする行政や関係諸団体等との連携を密にして、そのスキームや協力体制の構築を行い、事業推進を図ります。そして、事業内容に関しては、老若男女、幅広い世代の市民が参加できることを前提とし、川崎の歴史文化に着目しながら市内外への発信力を考慮した上で、地域を誇りと思える参画型の事業を展開していきます。
“醸成”とは、「ある状態・気運などを徐々につくり出すこと。」と辞典にあります。市民一人ひとりの川崎に対する関心や愛着を育むことが“地域醸成”の第一歩と考えます。川崎JCに関わった全ての方々に、そんな種を蒔き、芽が息吹く事業を創造し、明るい豊かなまちを築いてまいります。
【事業内容】
1.頂キッズストリートダンス大会
1.まちづくり事業