役員理事紹介
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役員理事紹介
2019年度 組織図
【はじめに】
2015年、国連サミットにて世界で統一した視点による未来のビジョンとして持続可能な開発目標(SDGs)が採決されました。SDGsは働き方や消費生産サイクルなど、途上国に限らず先進国や都市部においてもターゲットとなるものも存在し、我々青年経済人にとってはビジネスにおいても取り組むべき課題です。我々現役世代は持続可能な社会を目指すことで、後の世代にも住み暮らしやすいまちを創造していく必要があります。私はこの川崎というまちに生まれ、このまちに育てられ、いまここで住み暮らし、家庭をもち、子を育てております。このまちで生まれた我が子にもずっとこのまちを愛していて欲しいと考えておりますし、このまちを愛する人が多ければ多いほど、よりよい地域として発展していく川崎であり続けることができるはずです。住み暮らす市民一人ひとりがまちに対して関心を持ち、まちのために少しでも貢献しようという意識を醸成していく必要があります。それこそが現役世代として生きる我々若者の使命であり、青年会議所という組織の存在意義であると私は考えます。
【変革】
この人口減少社会においても川崎市の人口は増加を続けており、この傾向は2030年まで続くと予測されております。我々は人口増加に係る今現在の課題と、将来的に必ず訪れる人口減少時代を見据えた問題に向き合っていかなければなりません。そしてそれらを解決していくためには、市民が能動的にまちに取り組んでいく意識変革を我々若者から興していく必要があります。
(シチズンシップ醸成)
本年は平成の世が終わり、また市民による地方政治への代弁者を決定する統一地方選挙が行われる節目の年となります。市民の政治への参画こそが民主主義の根幹であります。国民主権国家において政治参画意識の低さ、即ち投票率の低さは主権の放棄に繋がり、それを憲法の三大原則に掲げる日本にとって原理原則を揺るがしかねない大きな問題となります。政治志向の右か左か、などという不毛な討論に留まる風潮から脱却し、地域にくらすすべての方々がまちの未来という一つの方向に向かって夢を描いていけるような社会を創造していかなければなりません。青年会議所としては、幅広い世代に政治参画の意義をわかりやすく理解していただけるような手法の模索や提言を行ってまいります。
(地域共育)
どの国、どの地域においてもそこで生まれた子供たちは宝であり、そこで育った人財とは地域を映す鏡であります。我々は子育て世代として、地域の若き人財を育成していく責任があります。まちの未来についての設計図を描いていくためには、まちの将来を支える若年層への政治教育が重要であります。青年会議所には若年層の政治参画意識向上プログラムである「みらいく」や県内高校生による模擬県議会「ハイスクール議会」をはじめとする次世代教育に関するコンテンツが存在し、それらを活用することで若年層の主権者意識を啓蒙してまいります。また、川崎青年会議所は「こどもかわさき塾」と題した青少年育成運動を組織の公益目的事業の一つとして定めております。本運動の継続に際し地域の青少年層が求めるニーズを改めて検証していくとともに、文化やスポーツに限らず多方面な要素を通じた次世代を見据える人づくり運動を構築することで、日本のみならず世界に誇れるような「川崎人」の育成を目指します。
【協働】
青年会議所は、よりよい社会変革を目指し能動的に活動する様々な団体や市民をつなぐネットワークのハブとして存在しなければなりません。我々若者を中心とした多くの能動的市民を束ねた力は、地域に対してより効果的なインパクトを与えることができます。
(共感ネットワーク構築)
川崎市には、地域への貢献を目的とした様々な組織が存在します。様々な市民活動のベクトルをさらに力強いものとするには、ひとつひとつを束ねていく必要があります。我々青年会議所が多様な組織と協働し、まちづくりの新たなネットワークと共感を集めていくことで、新たな市民連携による大きな力を紡ぎだすことができます。青年会議所とは、その設立以来まちに貢献するとともにその発展に寄与してまいりました。我々が様々な組織団体へ積極的に参画していくことによって、個のネットワークだけでなく組織としてのネットワークを拡げ、この組織が多くの団体を束ねるハブ的な存在となるよう、メンバーの意識を醸成していくことが必要です。住み暮らす市民が増え、大きな拡がりをつづけているこのまちにとって、1人でも多くの市民の共感を集めていくことこそが、2024年に市政100周年を控えたこのまちのさらなる発展に寄与することであると考えます。
(地域経済)
持続可能な地域であるための正しい経済発展とは、働きやすさや起業創業のしやすさの上に成り立つものでありますが、川崎市の調査による「働きやすいまちであるかどうか」という調査に対する市民の反応は、「働きやすい」と回答した割合が35%程度に留まっております。よりこのまちが働きやすく活発な地域として続いていくためには、我々はまちの経済的魅力の向上と発信を行っていくことが必要となります。まずは、市内各種経済団体との協働を模索しながら、我々メンバーの多くが当事者である地域中小企業の活力を高めていくべく行動し、さらには地域経済発展に向けた歩みを進めていくことで、ヒトモノカネが集まる持続可能な経済都市かわさきの創造を目指してまいります。
【意欲】
若者らしく大胆な行動を興していくためには、若者らしい情熱が必要となります。その上で若者同士が語り合い、切磋琢磨しお互いを高めあうことで、社会問題を解決しよりよい未来を創造していくことができます。青年会議所とはすべての若者に活力を与える基盤とならなければなりません。
(会員交流)
青年会議所とは20歳から40歳までという限定された世代の集う組織であり、他に類の見ない青年団体であります。この団体は人種・宗教・職業などに分け隔てなく地域のすべての青年に開かれた組織であります。地域の青年団体として、責任世代同士の横のつながりをより強固なものとすべく、意見交換などを通して互いを磨き上げ合う機会を提供し、よりよい未来を語り合いながら、自己変革と意識改革を促せる場を構築してまいります。我々の世代は仕事や育児を通して、まちの今と未来を当事者として大いに語り、このまちに貢献してきた先人より紡がれた資産を更に大きなものとして次代に残していく責務があり、その為にもこの団体が一人でも多くの仲間同士で日常的に議論を交わすことのできるコミュニティとして成長していくことが必要です。
(資質向上)
青年会議所という組織は地域のリーダーを育成する団体として歴史を紡いでまいりました。地域のリーダーとは、正しく自分の想いを伝え、その情熱を周りに伝播できる人財のことを指します。そのような人財を輩出しつづけるためには、まずは川崎というまちについて我々が深く知ることのできるような機会をメンバーに多く提供し、メンバー個人がそれぞれまちについて考えていくとともに、自らの意見を強く持ち、それを正しく伝えるためのスキルを向上させていく必要があります。まちへの想いを伝播し意識変革を推進する人財を一人でも多くこの組織から輩出していくことが「明るい豊かなまちづくり」を命題とする青年会議所の使命のひとつであります。
【検証】
すべての運動は実行ののち、検証されて未来に引き継がれるべきであり、それらを効果的に行っていくことが青年会議所の特徴のひとつです。若者らしく過去に学び未来を語り、持続可能な地域発展に貢献していく必要があります。
(組織力向上)
青年会議所においては、月に一度全メンバーが集合する場として例会があります。例会とは川崎青年会議所に所属するメンバーにとって学びの場として、さらには例会の場を通して様々な運動に対する意識向上の機会として有益なものである必要があります。この組織に集うメンバーが川崎青年会議所の展開する運動や事業に対する理解を深め、明るい豊かなまちづくりという目的に対して他人ごとでなく自分ごとと捉えていけるような意識づくりに努めます。また、地域の皆様に我々が展開する運動をご理解いただけるように正しく発信していくことも組織として重要視していかなければなりません。メンバーひとりひとりが地域をけん引する人財であり、常に地域の皆様に見られる存在であることを強く認識しながら、組織として時代に即した効率的な広報を行ってまいります。
(未来創造)
川崎青年会議所はその創立以来様々な運動を展開してまいりました。2021年に70周年という節目を控えるいま、我々が展開してきた運動や事業を改めて検証し、それぞれがまちの将来のビジョンを描けているかどうかを改めて検証していく必要があります。青年会議所は社会をよりよく変革する、という明確な目的のもとに運動を展開し、その運動目的に沿った事業を展開してまいりました。間近に節目を控える今こそ、メンバーひとりひとりが青年会議所の本質を改めて学び、意識を高めていく必要があります。
【組織の信頼】
地域にインパクトを与える組織であり続けられるためには、組織の社会的信頼性を高め、ブランディングを継続していかなければなりません。そのためには自らを律し内外に対してしっかりとした運営体制を示していく必要があります。
(総務)
青年会議所は様々なことについて、会員同士での議論を深め意見を交換していくことでより効果的な運動展開を図っていく組織です。効果的な意見交換を促していくためには、ルールに則った話し合いの場を設けることはもちろん、資料の取りまとめや管理などが凡事徹底されている必要があります。組織の質とは、まず総務力が問われます。法人としてメンバー一人ひとりが定款や諸規則などを理解し、その上で円滑に運営される組織であることが事業実施を容易くし、この組織に属するすべてのメンバーが自己の成長をより追求していくことができる環境となります。地域の先導者を輩出することを目的の一つとしている青年会議所において、メンバーは常に外部から見られていることを意識しつつ、会員であることを本人だけでなく家族など関係者も誇りに思えるような組織でありつづけなければなりません。
(出向者支援)
近年、日本青年会議所、同関東地区協議会、同神奈川ブロック協議会などに出向という形で多くのメンバーがそのスケールに触れる機会が増えております。出向したメンバーは他青年会議所メンバーとの交流や、より大きな運動に関わっていくことによって多くの学びの機会を得ております。出向メンバーが多くの知識と経験を持ち帰ることで更なる組織の発展を期待できます。そして、本年度は日本青年会議所の京都会議や富山全国大会、サマーコンファレンスをはじめとする諸会議や、関東地区や神奈川ブロックにおける諸大会など国内外で開催される多くのJCの場への参加を促していくことで、それぞれが大きな運動に触れ、それを自己の視野を広げる場として捉えることができるような好循環を目指してまいります。
(おわりに)
川崎青年会議所に集うメンバーはそれぞれ違う個性をもち、それぞれ違う環境で住み暮らしておりますが、この川崎という地域をより良くしたいという気持ちはひとつであります。組織としてそれぞれの個性を束ね、より大きなムーブメントを興す原動力としなければなりません。そしてその先の持続可能な世界の中での持続可能な川崎の未来像を志向していくために、世界的な流れや時代的な流れを若者らしくとらえ、今だけでなく未来を見据えた運動展開を目指し、我々は学び、足を運び、想いを伝えていくことで社会にインパクトを与え、よりよい方向へ社会変革を進めていくために日々活動を続けてまいります。
川崎青年会議所はこれまで67年間、明るい豊かな社会の実現を理想にかかげ、様々な事業を行ってまいりました。それらの中には青年会議所の手を離れ、行政や民間の事業として発展し、市民に大きく影響を及ぼしたものも多くあります。そういったこれまで積み重ねてきた過去の事業にどのようなものがあって、どんな効果をもたらしたのか、今一度改めて把握、検証し、今後の運動に活かすことが必要です。
そのために、まずはこれまで行ってきた事業のリストアップをし、どのような思いで事業が行われ、それがその後メンバーや市民にどのような効果をもたらしたのかを丁寧にひも解き見つめなおす作業を過去の資料などを用いながら、さらには実際に事業に関わってきた先輩諸兄に話を聞く場を設けて、これからの私たちの活動の参考にしてまいります。また、これからの青年会議所運動としてメンバーがやりたいこと、青年会議所がやるべきことをメンバー間で活発に議論しながら、より強固な組織を作り、今後の事業のヒントを生み出す場を構築し、さらにそのようにしてまとめた検証や今後の方向性をSDGsと照らし合わせ活動に反映させる仕組みを構築してまいります。そして、来る2021年に川崎青年会議所は設立70周年という節目を迎えます。設立70周年というタイミングでこれまでの事業を振りかえる場と青年会議所運動について学ぶ場を設け、青年会議所が何を披露し、川崎という場所になにを提示するのかを考える時間を作り、川崎青年会議所として社会をよりよく変革する運動をしっかりと行うための下準備を進めてまいります。
「歴史は今に活かす実用品」。歴史家の磯田道史さんの言葉です。過去を振りかえり、今を見つめ、未来を語り合う。これまで歩んできた道のりを見つめなおし、川崎青年会議所がこれからも明るい豊かな社会を実現するまちづくりの先陣を切る団体として、より進化していく機会を創出してまいります。
[事業計画]
1:川崎青年会議所の歴史並びに中長期運動指針の調査・研究・策定
2:行政または各種団体と協働した政策懇話会の実施
3:運動を通じた能動的な会員拡大
4:各委員会事業への協力
例会は青年会議所の基盤であり、会に所属する全メンバーにとって様々な運動に対する意識向上、自己研鑽の機会であります。今日まで脈々と続いてきた例会運営を通じてこの組織に集うメンバーが川崎青年会議所の展開する運動や事業に対する理解や意義を深め、積極的に参加することで組織力が向上し、調和と協和で導く、持続可能な都市川崎の創造に繋がります。
まず青年会議所運動の根幹理念を示しているセレモニーを通して、メンバー一人ひとりが自信と誇りを持ち、今後の運動をより積極的に行動することのできる青年経済人と呼ぶにふさわしい人材の育成に繋がるように努めます。また情報化が進み、情報の発信受信が容易になっている中で、既存のSNS等を活用したリアルタイムな情報発信を行います。HPのアクセス数増加を図り、青年会議所運動を内外に周知させる活動をしていきます。そして「新年のつどい」においては日頃よりご支援、ご賛同いただいている行政及び関係諸団体、県内外の青年会議所メンバーに対し、当年度の決意表明、事業方針等のビジョンを掲げ広く発信することで理解をいただき、事業が円滑に行える地盤づくりを行います。さらに70周年に向け、連綿と受け継がれてきた歴史を振り返り、更なる飛躍とするため「メモリアルデー」を実施します。当年度の経過報告とともに先輩諸兄と現役メンバーが川崎青年会議所の誕生を祝い、交流する場を設けます。先輩諸兄の想いに現役メンバーが触れる事で、絶えず発信し続けてきた運動の意義を再認識するきっかけ作りを提供します。
例会の設営にあっては所属委員会や活動歴、肩書に関わらず、志を同じくするメンバーが関係性をより深めるために、全員で協力して行える環境を作ります。そのことによって例会を自分ごとと捉え、より多くの知識を吸収し、今後の活動に発揮する力を得る機会となります。そのような一つひとつの活動が、一人ひとりの意識づくりの一助となるように今よりも一歩踏み出した意識醸成に努めてまいります。
[事業計画]
1:各種式典の計画、実施
2:ホームページ、SNSを基盤とするオンライン運用と検証
3:運動を通じた能動的な会員拡大
4:各委員会事業への協力
川崎青年会議所は、まちへの想いを伝播し意識改革を推進する人財を一人でも多く輩出し、新たな活動と仲間との繋がりを経て世界観を広げられる団体です。その経験が人間の器を大きく成長させます。ただ川崎のまちについて私達はビジネス、暮らしの中だけでは深く知る機会が少ないのが現状です。青年会議所活動を通じて色々な立場の方々と知り合い、まちの課題点や優位点に気付きます。沢山の経験を知恵に変え他人の心に寄り添える人財が必要です。だからこそ、自発的に積極的な活動を通じ地域から品格のある次世代リーダーの育成と輩出をしなければなりません。
まず本年度は一年を通じて様々なトレーナーや講師を川崎にお迎えします。神奈川ブロック協議会で行われているセミナーへの積極的な参加も促し、学びの機会を提供します。そして、青年会議所活動を行うにあたり根幹となる基本理念の情報共有をするため本会公認プログラムを活用し会員研修を開催します。また、神奈川ブロック協議会で行われているベーシック研修への参加を促します。これは対象者が入会2年未満となっておりますが、青年会議所が掲げるまちづくりや人づくりとは何かという理解を深め、数多くのメンバーに参加して頂く事により川崎青年会議所全体の意識向上にも繋げてまいります。本会や神奈川ブロック協議会におけるプログラムや研修を活用し一人ひとりの向上心を促す事により多くの知識を獲得し、青年会議所活動のみならずビジネスや多様な場面でも適切な対応と行動が出来るように気付きを得て、新たな価値の創造が出来る人財育成を目指すために、動員方法にもグループでの活動を意識し、誰ひとり取り残さないよう工夫をこらします。
結びとなりますが、経験と研修を通じ地域を牽引する人財の育成をし、正しく自分の思いを伝え、その情熱を周りに伝播できるリーダーを輩出する事により青年会議所が掲げる「明るい豊かなまちづくり」の一助になると確信しております。
[事業計画]
1:公認プログラムを利用した会員研修の実施
2:本会ならびにブロック研修事業への動員
3:運動を通じた能動的な会員拡大
4:各委員会事業への協力
組織への帰属意識を高めるには、上下関係がフラットで意見が言い合える関係、意思疎通や情報共有の出来る風通しの良い交流が重要です。しかし、情報ツールが革新的に飛躍し、顔と顔を合わせたコミュニケーションの機会が減少し、会員間の関係が希薄になっていることも事実です。私たちは交流を通じ、地域の青年団体として責任世代の横のつながりを強固なものにし、意見交換を通して互いを磨き上げる機会を享受する必要があります。
2019年、川崎青年会議所には10の委員会が例年の事業やまち作りに寄与します。その中で私たちの委員会の役割は会員同士の絆が深まる交流会を企画、設営し、オンとオフのめりはりがある空間を演出します。また新入会員の受け入れ担当委員会になります。組織編成や例会設営、事業構築など1年間を通じて学びを共にし、当事者意識を高め、能動的な活動を促します。そして、日本青年会議所の諸大会にも新入会員や入会歴の浅い会員を中心に、全会員へ参加を促し、その大きな運動や交流を通じて一人ひとりが青年会議所の存在価値が川崎だけに留まらない事を知ってもらいます。その上で各所を会員で巡り、ご当地で各所大会における会員間に風通しの良い交流の場の創出をします。本会や神奈川ブロックのプログラムで沢山の気付きを得て、卒業式を新入会員事業として担当します。1年間活発な交流の場を設けたことによる、絆の深い卒業式を、新入会員を中心に構築、設営いたします。そして活動を通じて川崎青年会議所の魅力を会員自身が感じる事でオブザーバーにこの団体が有意義であることを口コミで伝播出来る環境を整えてまいります。
川崎青年会議所活動は、交流を通じてお互いの助け合いと、相手を知る事が重要です。様々なことに対して自分事として責務を担ったときに初めて人の苦労が分かります。それぞれ他の委員会が一生懸命にまちの発展と青年としての発信を担うからこそ、この委員会を通じてそれぞれの委員会の垣根を超えた絆を深めてまいります。
[事業計画]
1:会員交流事業の企画および実施
2:青年会議所各種大会におけるメンバー間交流の場の創出
3:運動を通じた能動的な会員拡大
4:各委員会事業への協力
5:新入会員の受け入れ
川崎青年会議所では、明るい豊かなまちづくりという、崇高な目標が設定されております。では、豊かさとは何か。様々な種類の豊かさがありますが、ひとつに経済的豊かさがあります。市民一人ひとりがこの豊かさを感じ、地域に愛着を持つようになるためには、地域経済を発展させる事が肝要です。
地域の経済のための大きな要素として「人口」があります。幸い我がまち川崎市は、全国的な人口減少社会において人口が増加し続けている稀有な都市であり、これは2030年まで続くと予測されています。ただ、その後の人口減少を見据え、ヒトモノカネ、そして情報が多く集まる地域にしていく必要です。そのように活発な地域経済にしていくためには、多くの人が川崎で働くことが不可欠だと考えます。しかし、川崎市に住んでいる人が実際にどこで働いているかというと、東京や横浜をはじめとする川崎以外の地域であることが圧倒的に多いという現状があります。人口は増加しているが、他の地域に働きに出ている人が多い。ということは、住みやすいと思われているが、働きにくいと思われていることを意味しています。これを、住みやすく働きやすいまちにすることで、ヒトが集まり、ヒトが流出せず、税収も増え、市民の利益に繋げる事ができ、正のスパイラルができるのではないかと考えます。それを実現するため、川崎市内の各種経済団体と連携して事業を企画しようと考えております。我が川崎青年会議所には志を高く持った青年経済人が数多く存在します。その人材が、他の経済団体と交流を深め、情報共有や意見交換をし、互いに切磋琢磨することで、川崎をより経済的魅力のあるまちにする方法を模索します。
様々な団体と協力すれば、青年会議所だけで課題の解決を目指すよりも大きな成果をあげることが可能となります。他の経済団体との協働による新たな出会いから生まれる創造力によって、川崎のまちをより一層発展させることを目指してまいります。
[事業計画]
1:川崎市内地域経済課題に対する調査・研究・提言
2:青年会議所ネットワークを活かした会員に対するビジネスの機会の創出
3:市内経済団体と協働した懇話会の実施
4:運動を通じた能動的な会員拡大
5:各委員会事業への協力
いつの時代も大きい変革を起こしていく原動力となったのは青年でした。しかし、青年を支える人々なくしてそれを成し遂げることはできません。川崎市内には青年会議所以外にも様々なよりよい社会変革を目指す団体があり、何より多くの人材が存在します。青年会議所を中心として川崎市内の団体、人材が協力できれば、我々個々の成長のみではなく組織、さらには川崎市が明るく豊かな地域となっていくことに繋がります。
川崎がより豊かな社会となるためには、我々だけでなく、地域への貢献を目的とした様々な組織と協働することで、積極的に他のまちづくり団体の活動に協力し、パートナーシップを構築する必要があります。そして、我々が急ぎ取り組むべき問題のひとつとして、近年増発する自然災害にどのように対応していくかということがあります。そこで、青年会議所が他の団体や市民と協力を図り、まちづくりの新たなネットワークと共感を集め、いざ災害が発生した時にいかに地域社会に我々が貢献していくかを検討し、他団体等と共により安心して暮らせるまちづくりを行います。また、川崎大師及び茶道裏千家淡交会と協力して、茶道を通じた日本文化の素晴らしさを川崎市民や川崎に関連する皆様へ発信すると共にメンバーが伝統を学ぶために、歴史と伝統ある第57回「川崎大師ご供茶式とお茶会」を三者共催で実施します。それにより、関係各所に青年会議所が携わってきた意義を認識してもらうことで、繋がりをより深めていきます。そして、青年会議所を中心に、地域の発展、貢献に寄与する様々な団体とのネットワークを構築していきます。
上記の事業等を通じ、青年会議所が他団体を束ねるハブとなり協力していくことで、メンバーを成長させ、一人でも多くの市民の共感を集めていくことこそが、2024年に市政100周年を控えた川崎市のさらなる発展に寄与することであると考えます。
[事業計画]
1:市内まちづくり団体との協力体制およびパートナーシップの構築
2:協力団体との協働事業の実施
3:市内まちづくり団体のさらなる発展に資する提言の調査・研究・策定
4:運動を通じた能動的な会員拡大
5:各委員会事業への協力
2016年の参議院議員通常選挙から選挙権の下限が満18歳に引き下げられ、来る2019年4月には川崎市議会議員選挙を含む初めての統一地方選挙が予定されており、若年層に対する主権者教育はこれまでになく注目を集めています。また、2022年には成人年齢も18歳に変更され、次世代を担う子どもたちへかかる期待は大きくなるとともに、今までよりも早い段階から社会に対する責任を果たすことが求められています。
まずは、若い世代でも分かりやすく当事者意識を持てるようにするため、市内を中心とした青少年を対象として、川崎市をはじめ社会が抱える課題や問題点を題材に、まちの未来を考える機会を提供します。そして、自分たちにもできることが何かを考えることで、住み暮らすまちへの愛着と感謝の気持ちを持って行動ができる人財を育成します。さらに、一部の子どもに対する啓発に留まることなく、多くの子どもたちが同様に主体性を持てるようにするため、波及効果が得られる手法を模索します。また、実際に選挙で選ばれた議員がどのような仕事をしているのかを知ってもらうため、神奈川ブロック協議会が主催する「かながわハイスクール議会」に川崎市内の高校生を派遣し、同世代の仲間たちとの議論を通じて地域が抱える課題を洗い出し、解決案を提示するまでを実際に体験してもらいます。そして、これらの活動を通じて得られた成果や改善点を集約し研究することで、青少年の主権者意識を醸成するための提言をまとめると同時に、若年層のニーズを改めて検証し、我々が今後青少年に向けて行うべき活動の指針といたします。
これらの運動を通じて、川崎のまちづくり、そして日本の国づくりを決して人任せにすることなく、率先して取り組むことができるような人財に子どもたちを成長させ、この川崎のまちから日本、世界に誇ることができる「川崎人」を育成してまいります。
[事業計画]
1:市内青少年に対する社会問題への当事者意識および主権者意識の醸成
2:かながわハイスクール議会への川崎市内高校生の派遣
3:市内青少年に向けた主権者意識醸成に関する提言の調査・研究・策定
4:運動を通じた能動的な会員拡大
5:各委員会事業への協力
日本は、国民主権を基本原則とする民主主義国家であり、自らの意思で国や地方の未来を選択することができる権利を持っています。しかし、国民の政治参画意識は高いとは言えず、民主主義の根幹を揺るがす深刻な問題となっています。それは現在の川崎市においても投票率の低さという形で顕著に現れています。本年は全国各地で統一地方選挙が控えており、市民がまちの代表者を決める機会があります。川崎青年会議所としてこの機会を活用し、我がまちのより良い発展に向け、市民一人ひとりが自らのまちの課題に向き合い、シチズンシップを高めていく必要があります。
まずは地域のリーダーである我々青年会議所メンバー自身が民主主義における主権者の役割を的確に伝えられる人財になるため、選挙に参加することの意義を再認識する機会を提供すると共に、市民が候補者を選定するきっかけを作り選挙に対して主体的に捉えられるように促してまいります。さらに、我々からの発信のみならず、有権者が選挙に対して抱いている不満や要望を調査することで、投票にあたりどのような弊害が生じているのかを調査し分析します。また、一時の投票率に一喜一憂するのではなく、川崎市民が地域の課題に目を向け、より豊かで暮らしやすい地域社会を選択する為の当事者意識を醸成します。そして、これらの活動から研究結果をまとめ、市民が更に当事者意識を醸成し川崎愛を持って暮らすことができる仕組みに発展するような効果的な政策や取り組みを提言して参ります。
明るい豊かなまちづくりを目指す我々が、このまちの課題に当事者意識をもって向き合う人財と共に、川崎市のより良い発展に向けて夢を描き、能動的に取り組むことにより、明るく豊かで持続可能な川崎の未来を創造します。
[事業計画]
1:川崎市民の地域課題に対する当事者意識の醸成
2:第19回統一地方選挙への川崎市民の積極参加を促す運動
3:市民の当事者意識醸成に関する提言の調査・研究・策定
4:運動を通じた能動的な会員拡大
5:各委員会事業への協力
川崎市の人口は増加の一途を辿っております。2017年から2018年の人口増加の要因としては、川崎市外からの転入が大きい割合を占めており、その中には3000人を超える外国人の方が含まれております。このことからも分かるように川崎というまちは、川崎市外、さらには外国から多くの人を迎え入れながら、内面的に大きな変化を遂げている最中です。これから先、今まで以上に多様性を増していく川崎の変化に対応していくためにも我々川崎青年会議所は、より広い視野を持った、力あるメンバーを1人でも多く増やしていく必要があります。
まず、メンバーに、より大きな運動を体験し、そこを成長の場としていただくために、日本青年会議所、関東地区協議会、神奈川ブロック協議会などが開催する諸会議及び諸大会への参加を積極的に促します。また、2020年には横浜の地にて、JCI最大の運動の発信の場である世界会議が開催される予定となっており、このまたとない成長の機会を活かしていただくためにも世界会議への参加の機運を醸成するための事業も企画していきます。次に、日本青年会議所、関東地区協議会、神奈川ブロック協議会、各地青年会議所、そして何より出向メンバーとの連携を密にとることにより出向という挑戦の機会を得たメンバーが快く運動に邁進できるような環境を整えます。そして、出向メンバーが出向先の仲間と共に川崎の地を訪れる際には、1人でも多くの川崎青年会議所のメンバーと共に出迎え、川崎というまちの魅力を知っていただくだけでなくお互いを知る機会とし、同じ信念を持ち同じ方向に進む魅力ある仲間たちとの横のつながりをより強固なものとします。
上記のように、JC連携委員会は川崎青年会議所で活動するだけでは得ることのできない体験をメンバーに提供し、また、メンバーの挑戦をサポートし、未来を見据えた、地域をけん引する人財づくりを進めることにより、明るい豊かな川崎の実現に寄与します。
[事業計画]
1:各種大会へのメンバー動員
2:本会・地区・ブロックならびにLOM間連携事業への対応
3:2019年度発生した市内外災害に対する情報収集と支援
4:運動を通じた能動的な会員拡大
5:各委員会事業への協力
川崎青年会議所の目的である、明るい豊かなまちづくりには、川崎に住み暮らす人々の参画が欠かせません。川崎青年会議所は、市民に対する影響力を持ち、意識変革を主導するにふさわしい組織であり続けなければなりません。そのため、常に外部から見られていることを意識しながら、67年の永きにわたる歴史と伝統を的確に理解し継承するとともに、組織の質を担保し、強固な組織力と規律を維持し向上させていく取組みが不可欠です。
まずは、組織における最高の意思決定機関であり、2月に定時総会、7月、8月、12月にそれぞれ臨時総会として予定されている総会の設営及び運営を、定款に基づいて、着実かつ円滑に行うことにより、会議体である青年会議所の組織の基盤をより強固なものとします。そして、組織の方向付けを行う毎月の理事会の設営及び運営について、定款及び諸規程に基づくことに加え、アジェンダシステム等の新しいツールも活用することで、より積極的で効果的な議論が行われることに寄与します。さらに、会員手帳や名簿等の形式で、会員情報を作成、管理し、会員間で共有を図ることにより、相互理解を深め、組織を強固なものとするための一助とします。次に、一般社団法人である川崎青年会議所の運営の基本的なルールである定款及び諸規程について、全ての会員にその内容を周知するとともに、不備や時代に即さない規定の有無を検討し、これらの規定の改正について、活発な議論及び十分な研究並びに周知を行います。こうした取組みにおいて、川崎青年会議所の過去と現在、未来へのつながりを意識することで、歴史と伝統の理解と継承を企図します。
組織の質は総務力に左右されると言っても過言ではありません。私たちは、永きにわたる歴史と伝統のある川崎青年会議所の過去、現在、未来をつなぎ、明るい豊かなまちづくりの運動展開の基礎をなす組織基盤をより強固なものとし、組織の質の向上に寄与します。
[事業計画]
1:総会の企画、設営
2:理事会の設営、運営
3:アジェンダシステムを利用した各種議案の取りまとめ
4:定款および規則変更に関する調査・研究・周知
5:運動を通じた能動的な会員拡大
6:各委員会事業への協力