役員紹介
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役員紹介
2021年度 組織図
【はじめに】
100年に一度という新型コロナウイルス感染症の脅威が日本のみならず世界規模で発
生し、私たちの日々の生活に大きな影響を与えています。この川崎青年会議所も大きな影響
を受け、従来の運動をおこなうことができず、苦境に立たされています。
しかしながら、われわれの先達は多くの苦難を乗り越え、わがまち川崎をつくりあげてこ
られました。今こそ70年前の創立の精神を今一度、振り返り、改めて行動していく事が求
められているのではないでしょうか。
【70周年を迎えて】
川崎青年会議所は、1951年10月20日戦後間もない荒廃の中から、愛するわがまち
川崎を復興するために、25名の青年が立ち上がり誕生いたしました。その設立趣意書には、
「祖國日本の再建は我々青年の燃ゆるが如き情熱と撓まざる実行力に依ってのみ達成され
る」と高らかに謳われております。以来市民とともに地域に根ざした運動をおこない、本年
で70周年の節目を迎えます。「修練」「奉仕」「友情」の三つの信条のもと、より良いまち
づくりをめざし、多くの先輩諸兄が築き上げてこられた歴史と伝統はわれわれの誇りです。
これまでの歴史と伝統を継承し、われわれも70周年という記念すべき年に相応しい運
動を展開することで、川崎を「明るい豊かなまち」にすることが地域への感謝を表すること
になると考えます。
【まちづくり】
市民の政治参画において、国政選挙や地方選挙の投票率は年々低下しています。自分には
関係がない、政治では自分の生活は変わらないといった地域の未来への無関心から、特に若
年層の低い投票率は大きな課題となっています。将来を担う子どもたちのために、活力ある
地域を創造するためには、自分の住み暮らすまちに関心を持ち、当事者意識を持った市民の
意識向上を図っていくことが必要です。川崎青年会議所では、市長選挙公開討論会、市長マ
ニフェスト検証を通して、政策への共感から首長を決める選挙を目指し、またその政策が実
施されているのか、その達成状況について公平中立の立場から検証をおこなっております。
本年度は若年層へ政策本位の政治選択を促していくために、高校生等若年層と協働し、より
多くの市民に政策を知る機会を提供していくことで、市民一人ひとりが住み暮らす地域の
政治への関心を高め、政治に主体的・積極的に参画する地域づくりにつなげてまいります。
【会員拡大】
川崎青年会議所もかつては250名を超す会員が在籍しておりました。しかし、近年では
期首会員数が100名を下回るまで減少しています。また、近年では毎年20名近くの会員
が卒業しております。この状況下に於いて、会員拡大は急務ではありますが只々闇雲に拡大
と叫んでも効果はあがりません。なぜ会員数の減少を食い止められないのか、どうすれば拡
大が成功するのか事前にしっかりと検証しなければ、拡大は成功しないと考えます。それは
誰かに任せるのではなく会員一人ひとりが自分自身の課題と捉え、組織が一丸となって会
員拡大に挑戦する必要があります。
会員拡大も青年会議所運動そのものです。組織が一丸となって入会候補者に想いを伝え、
共感を得て巻き込んでいく必要があります。その為にもまず会員一人ひとりが情熱を持っ
て挑戦する気概がなければ入会候補者に想いは伝わりません。会員全員が同じ目標を持っ
て行動できるよう想いを伝播させていく必要があります。
【会員研修】
決して疎かにしてはならないのが会員の育成です。青年会議所は意識変革団体です。会員
の意識を変えられずして、市民の意識変革を促すことなどできはしません。
特に平均在籍年数が短くなっている現在においては、新入会員に対する研修が非常に重
要になっています。現状の研修制度は体系的なセミナーが構築されているわけではなく、ほ
ぼОJTとなっており、実地で説明しながらトレーニングをするという状況です。これでは
指導するメンバーの力量によって内容の差異が出てしまい、体系的な学びを得ることが出
来ません。本年度は体系的な知識を学ぶことを目的とした、研修資料を作成し、新入会員が
よりスムーズに川崎青年会議所の運動に邁進出来るよう土台作りをおこないます。
【例会の重要性】
川崎青年会議所は定款において毎月1回以上の例会を開催することが定められ、入会認
証書を授与される前に、「例会に出席することを信条とする」ことを誰もが宣誓したはずで
す。それだけ例会というものが青年会議所にとって重要な位置付けであるということを認
識していただきたい。月に一度全員が一堂に会し、組織の方向性を確認する。とても重要で
貴重な時間です。是非とも例会へは多くのメンバーが参加できるように設営をおこない「行
かなければならない」ではなく、興味を持って「行きたい」と思える例会づくりに挑戦し、
組織の結束を強いものにしてまいります。
【出向の機会】
青年会議所には、国際青年会議所・日本青年会議所・関東地区協議会・神奈川ブロック協
議会といった、より広い地域を対象とした出向という、最高の自己成長の機会があります。
そこで他青年会議所メンバーと出会い、ともに活動することで新たな友情を築き得るとい
う魅力があります。また、「川崎青年会議所の看板を背負っている」という気概をもって、
出向という大きな壁に挑むことで、今までに得た自信と経験と実績が試され、自分の置かれ
ている立ち位置を知り、新たな成長への道が見えるのです。
出向というスケールでの強烈な意識変革の原体験を通して、自己成長を遂げた会員が、広
い繋がりと視野をもって臨機応変に行動できる組織へと川崎青年会議所を導きます。さら
に、組織力の向上を図るために、出向者が得られた成果を報告し、その活躍や成長体験によ
って出向していないメンバーを感化することで、出向での学びを必ず川崎青年会議所に還
元します。
【結び】
コロナ以前は当たり前だった生活様式は崩れ去り、私たちの生活は非常に大きな転換期
を迎えています。社会が大きく変革する今だからこそ、行動しましょう。われわれ青年会議
所にしかできないことを、失敗を恐れず、行動しましょう。行動なくして結果を得ることは
できないのです。
本年私は、どんな困難にあっても乗り越える強い意志を持ち、青年会議所運動に邁進する
ことをお誓いいたします。皆様からのご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、所信とさせていただ
きます。
多様性を持ち発展し続けている川崎市は、人口が150万人を超え増加し続けています。その反面、地域とのつながりが希薄となり、市民のまちづくりへの参画意識が薄れていくという懸念があります。川崎青年会議所は市民と地域をつなぎ、伝統文化の継承や政治に対しての関心を高め、市民一人ひとりが川崎のまちづくりに対して主体的な考えを持ってもらうように変革していかなければなりません。
川崎青年会議所の伝統と地域とのつながりを継承するため、既存の枠組みにとらわれることなく新たな可能性を模索しながら、今までの伝統に新たな変革を加えた御供茶式とお茶会を実施します。お茶会という他団体と協力の上設える伝統行事を継承・発展させることで、地域とのつながりをより強固なものにし、川崎青年会議所の対外的な発信力や推進力を高めます。
そして、若年層を含めた市民が主体的に政治参加する意識を醸成できる機会として、マニフェスト検証会を実施します。過去4年間、福田市長が掲げたマニフェストについて、未だ達成していない点なども含めて中立的な目線で切り込んでいきます。
さらに、マニフェスト検証会を踏まえた上で市長選挙公開討論会を行います。市長選挙立候補者へ幅広い視点の質問を投げかけていくことで、各立候補者の考えや具体的な施策を検証していきます。
これまでの伝統に、新しい生活様式や新しい文化を加え、立ち止まることなく歩み続けます。事業を通して、地域をつなぎ、活力あるまちづくりをより率先して進めていく組織に成長させたいと思います。同時に会員自身が川崎青年会議所の一員であることに誇りを持ち、運動に対してのやりがいや達成感を得ることを目指してまいります。
[事業計画]
1:市長選挙公開討論会及びマニフェスト検証に係る事業の実施
2:御供茶式とお茶会を実施
3:例会への積極的な参加及び会員拡大の推進
[事業計画]
1: 例会の設営及びセレモニーの進行
2: 研修例会及び年間を通した研修事業の実施
3: 新年賀詞交歓会の実施
4: 事業検証及び報告に関する事業の実施
5: 例会への積極的な参加及び会員拡大の推進
[事業計画]
1: ジェンダー平等の実現のため、女性会員の拡大
2: 20代を中心とした若年層メンバーの拡大
3: 多摩川美化活動事業
[事業計画]
1: 70周年に関連する事業の実施
2: 70周年式典の実施
3: 70周年記念事業の実施
4: 内外に向けたSNSを含めた広報発信
5: 例会への積極的な参加及び会員拡大の推進