理事長
中村 雅和
2026年度 第76代 理事長

基本理念
郷土愛に満ち溢れる川崎の創造
基本方針
- 1.歴史を学び未来を創造する組織づくり
- 2.郷土愛に溢れる魅力的な地域の開発
- 3.情熱に燃える次代のリーダー育成
- 4.組織を活性化する人財の拡大と研修
- 5.仲間同士の絆を深める組織運営
所信
【はじめに】
川崎青年会議所は、様々な異業種と多様なバックグラウンドをもつ青年の集まりです。 青年会議所は、地域住民の課題解決や突破口を作る団体として、メンバーの力を結集し、 行政や民間企業と手を組み、地域課題に真摯に取り組んできました。
川崎青年会議所は本年、創立 75 周年を迎えます。1951 年、戦後の復興期、「活気ある 若者と行動力のある団体が必要」と感じていた初代理事長の岡田吉朗先輩は 33 名の仲間 とともに全国で 22 番目の青年会議所を川崎に創立しました。それから 75 年間、多くのリ ーダーシップを持った青年たちが川崎の将来を見据え、市内の課題解決に挑戦してきまし た。川崎青年会議所が発足した 1951 年に市民 10 万人を動員した都市美化清掃運動は 1973 年にラブリバー運動、現在は多摩川美化清掃と名前を変えながら運動が続き、川崎から公害というイメージを払拭し、若者や子育て世代層からは住みやすいまちとしてイメー ジが向上しています。
2026 年度も市内外の住民、行政を巻き込んだ魅力ある事業を構築すると共に、創立 75 周年の歴史を振り返り、メンバー同士の結束を強固にする年にしていきたいと考えています。
【歴史の継承】
2026 年度、川崎青年会議所は創立 75 周年を迎えます。川崎青年会議所シニア・クラブ の先輩諸兄姉、行政、多くの皆様と 2027 年度以降の更なる発展を誓い、歴史と未来が融 和するメモリアルデーを構築いたします。
私たちが暮らす川崎は世界に名だたる大都市であり、人口、インフラ、サービスなど、 何を比べても見劣りしません。世界への玄関口である東京国際空港から最も近い政令指定 都市として、重工業の町から音楽、スポーツ、ブレイクダンスなど身近なカルチャーを世界に発信するまちへと成長を遂げようとしています。
近年、川崎青年会議所に入会するメンバーは成人以降に川崎というまちを知り、川崎を好きになり川崎のために行動したいと自ら門をたたくケースも少なくありません。
入会歴が浅いメンバーが多く在籍する今だからこそ、先輩諸兄姉が作り上げた 75 年の歴史に加え、重工業のまちから住みよいまちへと変化を遂げた川崎を身近に感じる私たちにしかできないメモリアルデーを構築し、メンバーが一丸となり川崎青年会議所の未来へ 突き進む契機をつくります。
【道徳心を育む】
変化のめまぐるしい昨今においては、将来に不安を覚える子どもたちも少なくありません。このような時代にこそ、大人である我々が寄り添い、しっかりと明るい未来の道筋を示していく事が肝要です。川崎青年会議所で長きに渡り携わってきたわんぱく相撲では地 域の子どもたちが相撲を通して相手を思いやる心や道徳心を育むことができます。全国大 会に出場する為の日々の努力、土俵での真剣勝負、一喜一憂する姿を間近で見ることで子育て世代の私たちには様々な刺激を得ることができ、自分たちの生活の一助になることもあります。
また、川崎は多くの文化が混在しながらも世界と対等に渡り合う分野が存在します。特にスポーツの分野では様々なプロスポーツチームが数多くあり、日本代表に選ばれる選手も多く、子どもたちは目を輝かせて試合観戦に熱中しています。中でも近年、ブレイクダ ンスでは高津区溝の口がダンサーの間ではブレイキンの聖地と呼ばれ、この地で練習をす るダンサーが世界の舞台で大活躍をしています。川崎には世界に羽ばたく可能性を有した 子どもたちが日々練習に励み、未来を掴もうとしています。
川崎青年会議所 75 周年記念事業として子どもたちと一緒になって川崎の明るい未来を描き、青少年の健やかな成長と川崎の更なる発展に繋がる事業を構築します。地域の宝で ある子どもたちが将来を不安なものと感じない様に私たちは責任を持って、川崎を笑顔溢れるまちにできるよう運動を起こしていきます。
【会員拡大】
川崎を盛り上げる為には、私たち川崎青年会議所の多くのメンバーの知識、経験、価値 観が必要です。川崎で生まれ幼少期から川崎を見て育った市民もいれば他の地域から川崎に移住してきた市民など生活様式や環境が異なる市民が多く暮らしています。
そのような川崎だからこそ、川崎青年会議所としても幅広い分野で多様なメンバーを集い、力を結集することが大切です。地域課題解決には、多くの人々を巻き込む力が必要です。台風が勢力を増すほど広範囲に雨風が吹き荒れるように、私たち川崎青年会議所が台 風の目となり、多くの方々をメンバーに引き入れ、地域全体を巻き込み、さらなる川崎の 発展と川崎青年会議所の強化に繋げていきます。
日々の日常を送るだけでは到底出会えることができない魅力ある仲間たちとともに、明るい豊かなまちづくりを常に思い描く団体は、川崎市内のどこを探しても他にありませ ん。川崎青年会議所が魅力的な組織であるかを、他の委員会とも連携し、対外事業や SNS 等を通じて、強く発信していきます。会員拡大は、川崎青年会議所の全員で取り組むもの という意識をあらためて共有し、1 年間を通じて全力で取り組んでまいります。
【歴史と郷土愛を継承する】
川崎青年会議所には 60 年以上続く事業「川崎大師御供茶式とお茶会」がありますが、 全国的に見ても、青年会議所が携わるお茶会でこのように長く続き、また多くのお客様が これほどまでに参加する事業はほとんどありません。川崎のシンボルである川崎大師、裏 千家淡交会川崎支部と共催する中で川崎青年会議所は多くのお客様にお茶を楽しんでもら えるよう精一杯のおもてなしを考えます。また、茶道に触れ合うことのなかったメンバーが茶道を通して普段の生活とは違う文化を知ることができる機会を創ります。
川崎青年会議所には自分たちの生活だけが良くなればいいと思うメンバーは 1 人もいません。地域に根差し課題に真剣に取り組み、川崎の未来が更に明るくなって欲しいと心か ら考え運動するからこそ、地域や人の心を動かすのではないでしょうか。多くの市民を巻 き込み川崎という地域に対する郷土愛を高め継承できる魅力的な事業を展開していきます。
【意識変革】
青年会議所の組織全体では年間を通してアカデミーや研修といったメンバーに向けた勉強会が頻繁に行われています。在籍年数の浅い新入会員にむけた研修だけでなく、理事長 や執行部をはじめとする青年会議所を色濃く経験したメンバーに向けた研修もあり、単年度制の組織だからこそ年を追うごとに常に時代を先駆けた研修事業が行われています。 川崎には歴史、文化、スポーツなど私たちの生活に彩りを足せるような輝かしい軌跡が多 く存在しています。川崎への郷土愛を持って住み暮らしながら、地域課題を解決する運動 を起こす私たちは川崎の行く先を見据え積極的に川崎の魅力を学んでいく必要があります。
また、川崎は東京湾、多摩川、鶴見川などに囲まれ、自然災害発生時に水害に悩まされ ることの多い地域です。しかし被災した場合の避難行動などの防災・減災対策の意識が高 くないという現状があります。地方で地震などの災害が頻繁に発生する今だからこそ、地域のリーダーとして市民に安心を提供できるよう防災の基礎知識や意識変革が求められま す。私たちは青年会議所メンバーとして過去の災害から学び素早く行動に移せる団体でなくてはなりません。
【LOM の根幹】
総務渉外委員会は青年会議所の土台として無くてはならない存在です。2 月の定時総会 から始まり、12 月の第 3 回臨時総会を持って川崎青年会議所の集大成として締めくくりま す。メンバー内だけで盛り上がるのでは無く、川崎の為、家族の為、仕事の為になる様な 相乗効果を発揮した、多くのメンバーが参加したくなる例会を構築いたします。
青年会議所にはメンバー同士の絆が高められる諸大会があり、国内だけでなく海外にも 機会があります。多くのメンバーで現地に赴き川崎にいる時にはできない体験をメンバー 同士で共有し、絆を強固にできれば川崎でおこなう事業においても更に力強いパワーを発揮することができます。
また、2026 年度は神奈川ブロック協議会に於いて重要な役職につくメンバーを川崎青年 会議所より輩出します。川崎青年会議所のメンバーにはロムで身近にいるメンバーが神奈 川県内 21 の青年会議所に所属する約 1200 名、会員会議所、委員会をどのように運営し、 青年会議所運動を推し進めているのかを知る絶好の機会です。神奈川ブロック協議会と川 崎青年会議所の関係が深くより強固なものとなるよう総務渉外委員会のメンバー全員で出 向に関わるメンバーをバックアップしていきます。
【結びに】
私たちは青年会議所に入会した瞬間から青年会議所メンバーとしての仕事を任される経験をします。受付やセレモニー、締めの一発締めなど自分の仕事に関係の無いことを毎回毎回、お願いされ、また一方でお願いをしています。そのように青年会議所は色々な経験を積 み重ねることができるのが他の組織にはない長所であると考えればセレモニーやドアクロ ーズなど何気なく行っている事にも意味があると私は確信しています。
青年会議所には多くの役職があり、その役職にも様々な役割や責任が付いてまわります。 理事長、委員長など「長」が付く役職が多い団体ですが、「長」が付く役職だからと言って 上下関係が出来上がり、それが偉いという訳ではありません。先に述べたように、様々な役 割や責任が伴う役職であるからこそ、個人として成長できるチャンスだと、私は考えています。
例会ではほとんどのメンバーにスポットライトが当たらず、小さな仕事を任されることがあります。しかしそのようなメンバーがいるからこそ市民を巻き込んだ例会を完遂することができます。
メンバーは例会に参加して当たり前、ではなくて「参加してくれてありがとう」という気持ちを私に教えてくれたリーダーがいます。
その人は「今日という事業は一生に一度しかありません。ひとつひとつを真剣に、細かく丁寧に地域の為に、行動してほしい」と言い続けていました。その人はメンバーに対して誰 よりも思いやりを持ち、温かい笑顔で言葉を発し、行動していました。その時、私はこれまで丁寧に思いやりを持って青年会議所運動に向き合ってこなかったと実感しました。
それからの私は青年会議所運動に向き合うことで、川崎だけでなく日本全国、世界各国の多くの仲間に出会い共に運動し、再現性の無い恵まれた体験をすることができました。 今度は私がそのリーダーに負けないくらい明るく思いやりを持ち、自分の経験を伝えな がら川崎青年会議所を牽引しメンバー全員と共に運動を推し進めていきます。





